
水遊びの時期に素話が少し途切れていたので、わかりやすいお話を選びました。
個人的に大好きなお話なので、これまでに何度もしているものです。
すみれグループ(しりとりの大好きな王様)
王様はしりとりが大好きで、何でもしりとりじゃないと気がすまない。部屋の中のものは王様、まり、りんご、ごりら、、、、こけし、しお、王様とぐるっと並んでおいてある。
王様はご飯の順番もしりとりじゃないと許さない。だから家来は毎日戦々恐々。
家来の一人が「王様、今日の朝ご飯は何にしましょうか。」と聞くと「今日はサンドイッチから始めよう」
さあそこから家来たちは一生懸命準備します。
王様は「良いか、最後のデザートは必ずプリンで終わるんじゃぞ」となり、大変なドタバタが始まります。
子どもたちも次にどんな言葉が出てくるのか想像しながらお話を楽しんでくれます。ワクワクした目をしながら聞いてくれると、こちらも楽しくてたまらなくなります。
たんぽぽグループ(ムカデの医者迎え)

たんぽぽグループの子どもたちにも、わかりやすいお話を選びました。
虫たちが楽しくご飯を食べているとき、一匹の虫が急にお腹が痛くなってうずくまった。慌てた虫たちは大急ぎで医者を呼びに行こうとすると、ムカデは足がたくさんあるからきっと早く迎えに行けるだろう、とムカデに行ってもらうことにした。
ところがムカデは足がたくさんありすぎて、わらじを履くのに随分時間がかかってしまい、結局いつまで経っても医者迎えが出来なかった。というお話です。
頭の中でそれぞれの虫のイメージをはっきり描くことが出来るように、少しアレンジして、保育園の園庭で見たことがある虫たちが自慢大会をすることにしました。
セミはこの中で一番大きな声で鳴けると自慢をした。
バッタはこの中で一番ジャンプが上手だと自慢をした。
カマキリはこの中で一番狩りが上手だと自慢した。
クワガタはこの中で一番相撲が強いと自慢した。すると、カブトムシが「俺のほうが強いに決まっている!」といい始めて、クワガタとカブトムシの相撲大会が始まった。
クワガタはカブトムシに放り投げられて、大怪我をしたので慌ててお医者さんを迎えに行くことになった。ところが外は夕立でセミやバッタやカマキリやカブトムシは羽を広げて飛んでいくことが出来ない。
そんな時「俺は足がたくさんあるから、雨の中でも地面を早く走れるぞ!」とムカデが名乗りを上げてくれた。
みんなはムカデに医者迎えをお願いして、クワガタの看病をしていたが、いつまで経ってもムカデは帰ってこない。心配して玄関を見ると、ムカデはまだそこで長靴を履いていた。
「いやあ、あと少しで40足の長靴を履き終わるから、もうあと40足分まっとくれ」
お話のアレンジ
お話の内容は聞く子どもに合わせてアレンジすることがほとんどです。子どもたちが楽しめるように、子どもたちが使っている言葉を使うことを重視しています。
お話をたくさん聞く中で、初めて聞く言葉があっても良いと思いますし、そういう出会いをたくさん作ることも大切と思います。ただ、この年齢の子どもたちにとっては、絵本など視覚で理解できるほうが知識の吸収が進むと考えています。
逆に素話のように聴覚だけを使う場合には、言葉の一つ一つの意味でつまづくことなく、ストーリーを理解することに脳の領域を使えるような配慮をしてあげると、子どもたちのためになるのではないかな?と思います。
本物を体験することと、その本物を十分味わえるような工夫をすることは決して相容れないものではないと思うのです。






