スライダー
それやってみよう【himeihoikuen】

姫井保育園では9つの行動指針を定めています。その中に「それやってみよう」があります。

なかなか新しいことや、やったことがないことに挑戦することは勇気がいるものですが、何事もやってみないとわからないのは当たり前のことです。だからこそ、「それやってみよう」と一歩踏み出してほしい、うまくいかなくても「これじゃない方法ならうまくいく可能性があると分かった」と失敗ではなく成功として捉えてほしいと思っています。

ということで、私自身は色々と失敗しながら「それやってみよう」を実践しています。

今日は新しく、園庭にドライミスト(ミストシャワー?)を設置してみました。

0歳、1歳、2歳の子どもたちは特に顕著ですが、自分の周りの環境に積極的に関わって、口や手や体全体で外界のものに触れてみたり、初めての場所に挑戦したりします。ところが、段々と物事の仕組みが分かってきたり、過去の記憶からどうなるのか想像できるようになったり、見通しを持てるようになってきたりすると、挑戦することに尻込みしてしまうことがあります。

大人になればなるほどその傾向は強く、「きっとうまくいかないに違いない」や「やったことがないから出来ない」などの「やらない言い訳」がとても上手になってしまいます。これは、人間の本能がさせることであり、決して悪いことばかりではありません。

予測に従って危険を回避したりすることはとても大切ですし、今まで上手くいっていなら、冒険する必要がないと脳が無意識に判断してしまうのです。

不思議なことに人間は新しいことや、したことがないことに挑戦しているとき、脳の中でアドレナリンが出てきて快感を感じられるようにも出来ています。2つの矛盾するような働きを持つ、脳や人間の本能というのは本当に面白いものです。

自分がしたことがないことに初めてチャレンジするときには、脳がギュルンギュルン音を立てて回転している気がします。とても疲れることですが、挑戦が上手くいっても上手くいかなくても、どちらでも心地よい爽快感を感じます。

日々目まぐるしく過ぎていく生活の中ではなかなか「それやってみよう」と思えることは少ないかもしれません。だからこそ、意識的に行動指針として頭に入れておくことで、行動のきっかけとなってほしいと願っています。

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