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叱られることも大切【himeihoikuen】

子どもがいつでも「大人にとって良い子」であることは、少々不自然です。

常々子どもたちがきげんよく過ごせるようにあってほしいと願っていますが、子どもたちは何かしら「叱られる」言動をするのが普通です。

それは大人の決めたルールに反するときや、自分や周りを危険にしたときに「叱られる」ことがあります。自分の能力を超えてしまったときには、本当は叱る必要はないのですが、「その子が大事」という気持ちのあまり、叱ってしまう事はあると思います。

「怒る」と「叱る」の違いは誰を主眼においているか?という点にあります。「叱る」は、相手のことを考えているとき、「怒る」は自分のことを考えているとき、と捉えるとわかりやすいと思います。

自分が「怒っている」のか「叱っている」のかわからなくなる人は、「カーッ」となったときに、「今の気持ちは誰のためなんだろう?」と考える(メタ認知)してみると良いです。「叱る」と「怒る」の区別が難しいと感じる場合には、基本的に「叱る」「怒る」を避けた方が良いと考えます。

子どもは「叱られる」と、落ち込んだり、悲しい気持ちになったり、悔しい気持ちになったりと、なかなか前向きな気持ちになることが難しいかもしれません。それでも、大人が本当に自分のことを思って「叱る」ときにはきっと伝わっているのだと思います。ただ、それに気づくのは叱ったときとは限らず、もしかすると10年20年後なのかもしれません。

子育て・人育てをしていると、どうしても「叱る」事が必要な場面があります。「叱る」ことは将来のその人その子どもが幸せになる力を身につけるために、大切なことなのだと思います。

人を育てる、特に「良くないことを指導・指摘して、望ましい行動を取るよう促す」ことは、本当にエネルギーが必要になるため、ついつい楽な方(怒る)を選択してしまいがちです。または、「怒る」ことすら面倒になって、放置するということも起きうるのです。

だからこそ、「叱る」ことは大切で、「叱る」ことは将来幸せになる力を育てることができるのです。

子どもたち・周りの人たちが望ましい行動を取ることができるように、エネルギーをたくさん使って頑張っている、すべての保護者やすべての人が報われるように祈っています。

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